山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

一乗谷朝倉遺跡②・厳流佐々木小次郎・燕返し習得の滝

一乗谷から鯖江に抜ける県道をすこし逸れたところに一乗滝がある。瀑布12メートルばかり。滝としてはその規模等別段取り上げるべくもないが、この滝でかの厳流佐々木小次郎が修練の末、燕かえしを開眼したとあれば、やはり見過ごしわけにはいきません。滝のしぶきを浴びながら佇んでみるが、燕の姿があるわけでもなし。その後、宮本武蔵と厳流島の決闘で敗れる運命の、しかし晴天の希望に燃え、修行に打ち込んだ日の小次郎をしばし偲んで瞑目。