山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

放送税NHKへの反乱

前に素朴な2つの疑問を申し上げたが、そのうちアナログーデジタル切り替えに伴い多々起こっているであろう社会現象の中で唯一報道を目にしたものがあります。
日経だか、小さな記事でテレビのNHK聴視契約解約が8万件に上るとあった。年間新規契約が40万件とされる中、その五分の一に当たる見過ごせない数字だ。
アナログ放送停止で、なおかつデジタルテレビを買い替えていない市民の中で、この際、いっそTV離れしようとの意思を示した方々が、その意思を契約打ち切りで示したものが8万件。
多分、砂嵐のTV画面を見ながら、狼狽えている方々は、こんな数字じゃなかろう。
NHKの聴視契約は受信契約者側から申し出ないことには解約とはならない。この8万件の方々は、デジタルへの切り替えもなにもかも承知の上で、意思表示をキッチリ果たした良識人と考える。
多分、すでにデジタルTVを買う算段はつていて、切り替えの間隙をぬって、日ごろ国営放送NHKの放送姿勢・内容に多大な不満を持っている方々の声なき抗議と受け止めるべき。
何せ、パラボラアンテナを取り付けた翌日には、NHK・BSの受信契約に掛りが来訪するといった、驚くべき情報網。聞いてみればどうやら取り付けた電気店からの通報と、松茸狩りと称するウオッチングアルバイトが一件何ぼで走り回っている成果らしい。
公共放送の必要さは理解しているが、戦前の曲がりくねった翼賛放送然り、玉音放送でその罪が免責されたわけもない。あの大本営発表を放送したことが許せない。
かくして、戦後その存在を示したのはたった一つの番組「尋ね人」だった。
公然と視聴料を取り立てる態度は、これを放送税と言い変えて徴収した方が手っ取り早いし、我々も納得が行くかも知れない。
ただし、問題はその料金設定と放送内容だ。
つい最近の経験で言えば、たった3泊4日の中国旅行中、TVで見れる日本語放送は唯一NHKだけで、仕方なくほとんどチャンネルを変えることなく過ごしたが、ニュース以外これほどくだらない内容の番組しかなかったんだと気が付いてしまった。
国内であれば、確実に数秒でチャンネルを変えていた。改めて見るしかない状況に置かれて現状を認識した。
公共放送と言うからには、日本国中の市区町村一つ一つを紹介する「尋ね町」をなぜしない。
大河の、連続の、と称するドラマ(龍馬・雲の上等)を見ていても、その面白さよりも、NHK的金の掛け具合が見えてきて腹立たしいの一言に尽きる。雲の上でのロシア帝国のシーン一つとっても、ロシア側は、お金を湯水のごとく使う日本て何、とほくそ笑んでいることだけは確かだ。
そんな道楽絵巻を作れと誰が頼んだ。
早急に、NHKの有り方を再吟味し、放送税の値下げと、番組の改正をお願いする。