山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

(K-20)日本ロマンチック街道

沼田ICを降りてから老神・日光と辿る街道に、時折「日本ロマンチック街道」の標識を見かけた。ロマンチック街道と言えば、10年前二男のロンドン結婚式の際、わざわざ私たち夫婦をヨーロッパ旅行に招いてくれた観光先。
丁度、ヨーロッパの古城を巡る旅として人気絶頂で、日本ではロマンチック街道と称されていたことを思い出す。
そこでこの日本ロマンチック街道を孫引きすると
【長野県小諸市から軽井沢町群馬県草津町沼田市を経て、栃木県日光市に至る全長230Kmの街道を日本ロマンチック街道といいます。制定は1987年です。現在は更に周辺の市町村が参加していくつかのガッセ(小径)ができ、長野県上田市から栃木県宇都宮市まで総延長約350Kmの街道となっています。】とあった。
特に片品村からトウモロコシ街道辺りに来ると、何やらヨーロッパ・アルペンの風情無きにしも非ず。白根温泉・座禅温泉・丸沼温泉といろは坂も顔負けの九十九折れの山道沿いに魅力的な案内が顔を出す。
雨が降ったり、日が差したりの中、やっとのこと金精峠トンネルを潜ると、湯の湖が見晴らせる。その畔に奥日光・湯元温泉があるそうな。
この湯元温泉は二男が早稲田入学の夏、アルバイトにワンシーズン温泉旅館の下働きと言うきつい仕事に励んだところだ。現地を知らないが、その名前は忘れようもない。我がどん底の真っ最中。
丁度20年前、この地で苦労をさせたかと思うと、いまさらながら何やら切なくなる。
二男の案内で湖畔を歩いてみる。