山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

蝦蟇の気持ちがよく分かる

自分の姿が延々と写っているビデオを見る。70歳を超えた年輪の重みなど欠片も感じられない。外見実に獰猛で、近寄れば噛みつかれそう。
弘子ちゃんも同級生によくあんなオッチャンと一緒に居られるねえと同情の言葉を掛けられる。
ほんと見た目は自分でも嫌になってるのは確かで、写真に写る己がが姿を見るたびに、これ俺じゃないよなと念をおして笑われる。・・・それがあんたよ。
その上聞こえてくる声が自分に聞こえているのとはこれまた大違い。テナーの美声のつもりがまるで競りの掛け声並みに臭い。
この心優しい詩人の心を持っている私目が、かくも違って皆様に映っているとは、今さらながら情けない。
このふてぶてしさでは、いくら困った状況にあっても、だれも大丈夫かと声を掛けてくれなかったはずだ。
最後の10年、蝦蟇の油状態で過ごさねばならない運命を呪おう。