山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

横浜で雪中行軍の憂き目

回転性めまいに見舞われ姪っ子の横浜での結婚式出席が危ぶまれていた弘子ちゃん。2月7日には西明石10時15分のひかりで新横浜へ。ジパング会員はのぞみを利用できない。
その日は3男宅に世話になって、長男一家も駆けつけて、久しぶりの焼肉パーテーとなった。また嬉しいことに総領孫ちゃんが念願の中学校に見事合格との報告がもたらされ一同祝杯をあげる。

一方天気予報では8日(土)朝から降雪とのこと。一抹の不安を感じながら、三男宅で2年ぶりのお泊り。
明けて朝、一番に窓外を覗くと、予報どうりかなりの雪空。これは積るでと弘子ちゃんと言葉を交わす。
しかし事態は我々の予想を遥かに上回る、大豪雪となってゆく。まず結婚式場へ馬車道の停車場からして吹雪にかすみ、東横インのロビーに避難を余儀なくされる。
おまけにセントジェームス迎賓館の送迎バスが、ロビーにいる我々に声を掛けることなくスルーして行く。
見かねた東横イン桜木町駅シャトルバスの運転手さんが、会場まで送り届けましょうと申し出てくれた。
これは有難いと好意に甘えることにしたが、野毛山の坂で雪に阻まれて登坂不能で止むなく下車。時間は迫るし、困り果てている目の前をタクシーが。
身を呈してとうせんぼうしてやっと確保して、会場にたどり着いた。
式の間も窓外は猛烈の雪吹雪。天国と地獄がガラス板一枚で繰り広げられる。
結婚式は目出度くお開きとなったが、送迎バスが運行中止のアナウンス。それではこうしますとの説明も無い。
結局は雪の坂道を近くの京浜急行日の出駅まで歩くハメに。
まるで八甲田もかくやの雪中行軍を敢行するもたどり着いた日の出駅では、無常にも不通のアナウンス。
気を取り直して地下鉄・桜木町駅を目指し歩み始めた。