山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

プレーヤー群像

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             (トロンボーン左端 弘子ちゃんは前列右から3人目 指揮 青山正)
名古屋・室蘭・岐阜と優勝を重ねるためには、優れた指導者の元、これでもかという程の練習を行わなければ出来るもんではありません。また40余名が一団となってのチームワークも欠かせません。そして振り返ってみた時に、かくパートにキラリと輝る才能が育っておりました。もともと明石高校音楽部は華麗なトランペットの名手を輩出したことで、特に東京のJAZZ界では有名でありました。(このことは後に詳しく報告いたします。)
そんな先輩に負けないトランペットが2年下の水野雅夫君。秘かに和製ハリージェームスと呼んでおりました。大阪市大理学部進学の秀才でありながら、在学中はDEXIEBANDで大活躍。クラレに就職して米国クラレ子会社社長におさまった男前。ユーホ二ウムの田中英夫氏は2年上の部長さん。在学中は2限目には部室で昼弁当を使うというバンカラながら、その音色は美しく、超絶技術の持ち主。神戸いすずの重役となられた。クラリネットの松尾泰三は同級。錦城中学のころから耳の良いのは有名で、山手照夫先生の秘蔵子。3年連続優勝の翌年は招待演奏となるのだが、たしか長崎での招待演奏では指揮者を務めた。まあ音楽性は彼が一番とおもっている。惜しくも50前で亡くなった。青山正氏は一年上。フルート・ピッコロより指揮のほうで開花。不思議と難曲を上手にまとめあげる才能の持ち主。阪大理学部からセキスイ化学へと進まれた。セキスイでも特許を取られて今なお活躍中。今だにOBの定演となると現れるのがフルートの井上哲氏2年下。彼こそ名手といえる音色の持ち主。関学のオーケストラでは指揮者を任される。関学・慶応の合同定期演奏会が東京で開かれた際、私と弟・啓三をトロンボーンのトラ(エキストラ)に呼んでくれました。これには申し訳ない失敗談もありました。・・クラのパートでは中井正人氏1年下。松尾と中井の二人で4・5人分の音量があったのではなかったか。甲南大のオーケストラで指揮者。後に明石市会議員となって去年引退されました。