山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

切腹か粒子線治療か

今日から新しいカテゴリーが追加となった。題して闘病記。11月15日、がんセンター泌尿器科・井上隆朗先生の紹介でたつの市兵庫県立粒子線医療センターへセカンドオピニオンを求めて診察を受けにゆきました。
明石西ICから、姫路バイパスー山陽道・姫路西IC-竜野ジャンクション経由で65分。新宮町光都播磨科学公園都市の一角に粒子線医療センターがある。
園都市を名乗るにふさわしく、巨大な自然公園内に施設が点在している。県立大学理学部と附属高校もあって国を挙げての壮大な仕掛けが出来上がっている。
粒子線センターは本当にここが病院ですかと尋ねたくなるような建物であり、院内の雰囲気であります。
普通の医療機関で見られる弱りきった患者の姿はどこにも見当たらない。ロビーには約10分、前後合わせて30分の照射を待つエクゼクテイブな紳士、リタイヤーしてゴルフの途中で立ち寄ったかのような元気な老人の姿がある。
がんセンターで貸し出された資料一式を渡して待つことしばし。担当医・有村先生の診断というより説明が始まった。がんの進行レベルとしては T2a で早期発見であること。 欧米では 小線源治療(IMRT)が約50%で日本のように、とにかく手術と言うことではない。君の場合は肥大が中の上であることから、薬で肥大を小さくしてから、IMRTも考えられるが、ホルモンの副作用もあるので、粒子線治療が最適であるとの説明。
がんセンターでは、根治療を目指して手術を勧められたし、こちらでは粒子線照射・連続37回を勧められる。
さてQUALITY OF LIFE を保たれるのはどちらの方なんだろう。前立腺がんで死ぬようなことはまずない。
このままほっておいても10年は大丈夫とも云われる。
こう書きながらもどうすりゃいいんだと迷うばかり。手術は前後3週間の入院。粒子線はあくまでも通院治療、しかし費用が保険対象外で約300万。
時あたかも、100年に一度の世界不況の波をくらって、国内でも倒産・民事再生のカタカナファンドの物件が市場に出てきだした。いろいろひき合いもあって忙しくなる予感。来週の火曜日25日のがんセンター行きまでに結論を出さないと。・・・経験談、助言を皆様から頂きたくお願いいたします。・・・どうすりゃいいのさ。