山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

てんぷら繁盛記①

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てんぷらマル一の営業手段は浪人時代にレコードコンサートの案内状文を綴ったことを思い出して、明石市内大企業・川崎航空、神戸製鋼、大和製衡もちろん役所等各所に案内状を発送した。
もちろん是非来店をなどとは何処にも書いておりません。あくまでもイメージを大切に、小文を記載するのみにとどめた、ある意味独りよがりな代物。それでも、今見直してみるに、そのころの状況を反映していて、私としては懐かしい限りです。

                           てんぷら繁盛記(1)
二十代も後半を迎えると、そろそろ自分の影を次代に伝えてくれる、実にかよわき者の出現を望むもの。 ”こども”とは、誠に不思議な存在です。
危ないところを走りまわっているのをみかけると、思わず遂「余程大切にして下さい」と声をかけたくなります。
懐にくるみ、その生命を守り育てることの価値を、幾分かは私もようやく理解するようになりました。
それとは逆に唯もう、己のみを考えて、生死を裏付ける必然の魔法に、たぶらかされている人間は、
喜怒哀楽のころもを付けた、てんぷらのようなもので、油地獄から、ハシでつまみあげられると、もう、
それで一丁揚がりとなるのです。
・・・しかし当店の衣は上質のバイオレット

                          なんのことやら。