山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

闘病記

宗佐厄神お礼詣りと孫からのお見舞い葉書

今日19日は退院後初めてのがんセンター検診日。午後2時からということで、早い目に家を出て、宗佐の厄神さんにお礼詣りをしようとなった。稲美町六分一の交差点をまっすぐ北上して三木市の公園工場に突き当たる手前。このあたりでは人気の宗佐厄神がある。い…

2009.2.5午前中無事退院いたします

昨夜、ないことに日本サッカーがフインランドに4-1と快勝。ほんとにと思いながらも気分は良い。 やはり身びいきだね。ただフインランドのFWに気の利いた選手がいなかったのと、オーストラリアのあたりの強さはこんなもんじゃないはず。厳しく寄られても…

ダイエー億条ビアガーデン⑪運命の暑い夏

今に残っている当時昭和50年から55年のBG月別・年度毎売上一覧表に、昭和53年の総計金額を赤鉛筆で囲み、横に「まちがいの元」と書きなぐってある。 初年度売上が4ヶ月合計 ¥28,998,170 に対して 昭和53年の夏は ¥52,098,520 と…

組織検査結果

術後の回復が進むにつれ、気になつていた手術で全摘出した前立腺の組織検査結果がやっと、届いた。 山中ドクターのいつもながらの冷静な語り口のうち、弘子ちゃん同席でのI・C(インフォームド・コンセプト)。 結論を先に述べれば、完璧に近い根治を望め…

病床雑感

1日の夕方、妹が娘を伴って、おいしいプリンを携えて来てくれた。 親父の8人の孫の一番末。昭和58年のクリスマスに生まれたてのこの子を、やせ細った体に鞭打って、震える両の手にうだいて、やっと抱いてやることが出来たと、嬉し涙を流したあの子。 も…

入院12日目・ALL FREE

1月29日午前11時20分ALLFREEとなる。口の中に含んでいるチュッパチャプスを無理やり引き抜かれるような感じで導尿管が外れた。膀胱部分の接続が上手くいったらしい。レントゲンでもれの無いことが確認された。あとは、ぶった切った尿道の復活…

入院11日目

どうやら発熱トラブルをクリアーか。早めに切り替えた抗生剤の効果のようだ。AM7:30 35.9度です。 入院も今日で11日目。体に付いているパイプといっても、導尿管1本だし、それも今日取れます。 今、目のまえを新幹線が通っていきました。明石川…

手術7目・連日の高熱

病床の治療日程では、このあたりからぐっと楽になるはずが、連夜明け方の4時ころになると、今日で3日連続の発熱が続いている。初日の悪寒は半端じゃありませんでした。俗に歯の根も合わぬといいますが、正しく入れ歯の根も合わぬ全身の振れに見舞われた。…

手術5日目

なにが驚きかといえば、67年こき使ってきた我が躯が示す,自己治癒力であります。大学の4年に集中して、サッカーに没頭、極限まで酷使した両下肢には特に気を使って手術にあたってもらっており、いまのところ何の不都合も出てはいない。 さすがに、ICU…

手術4日目

今日午前、TS証券のI君が顔を出してくれた。かれとは、今まさに重要案件の仲介中。それものるかそるかの切所を迎えている最中。僕にも、彼にも逃すべからざる案件です。 そんな時、戦列をはなれることになり、さぞ困っているだろうに、そんな風は臆面にも…

入院3日目本番

みんなの励ましを受けて、手術室に迎え入れられる。今朝は9つのオペが同時進行で行われるということで、それぞれストレッチャーを構えたスタッフ団が群れをなして待ち構えrていた。津野伸一さんですねと確認されて、思わず毎度と答えてしまううろたえよう…

入院2日目

10月8日、今井泌尿器でPSA再検査の結果、精密検査の必要ありと明石市民病院への紹介状をもらってから3月と10日。いろいろ考えて神戸高知県人土陽会会長のご子息が明石のがんセンター・婦人科の医師であることを頼りに、急きょがんセンターへ飛び込…

入院1日目

とうとう来るべき日がやってきました。人生なにごともこうしたものだ。必ずその日はやって来ます。 朝9時半にがんセンターの入院受け付け前に並ぶ。うかない顔をしている初老・老人数名。同期の桜だ。 東京在住の3兄弟を代表して三男が昨日から帰明してくれ…

今日2回目の自己採血

今日は9時にがんセンターへ出頭。第2回目の自己採血と膀胱内視鏡検査。 自己血採取は2回目で水分補給を心掛ければ良いと前回の学習効果を発揮できるが、膀胱鏡検査は聞くだけで尿道に無理やり内視鏡をねじ込むイメージがふくらんでいけません。 それでもこの検…

いよいよ手術近づく

我ががん君、早期発見ということで事前治療は一切ありません。ただ自己血採取にそなえて鉄分補給のためカプセルを一ヶ毎日服用。おかげでウンチが真っ黒に。 25日、世間はクリスマスと言うう日に、私は朝から自己血採取。400CC頂きますと看護師は事も…

聴き逃した最後の一言

今日がんセンターへ行き手術の申し込みを完了した。年明け1月19日入院21日手術に決定した。 約1月、粒子線治療を聞いてみたり、弟の手術の具合を確かめたり、弘子ちゃんもその往生際の悪さに愛想が尽きそうになった様子。やっと結論を出して、自分の右…

どうやら切腹

昨日弟・啓三から金曜に退院とのTEL入る。やっと尿管が無事つながったらしい。 いままでの人生、弟は兄貴が両親の過度な期待を背負わされ、こけつまろびつする姿をじっくり眺め、登れない山はまわり道。千尋の谷は覗きもしない。たいがいの兄弟の有り様だ…

切腹か粒子線かまだ迷っています

今日こそは、手術にするか、粒子線治療にするか決める覚悟でがんセンターへ向かう。 兵庫県粒子治療センター・有村先生の懇切丁寧な説明を聴けば、粒子だと思い、いろんな解説書を読んで、再発後の手段が一番多いのは摘出手術だと思う。難点はどうしても手術…

切腹か粒子線治療か

今日から新しいカテゴリーが追加となった。題して闘病記。11月15日、がんセンター泌尿器科・井上隆朗先生の紹介でたつの市の兵庫県立粒子線医療センターへセカンドオピニオンを求めて診察を受けにゆきました。 明石西ICから、姫路バイパスー山陽道・姫…

前立腺生検

古人曰く、人間は口から肛門へと繋がつた一本の管であると。如何に高尚なことを考えようと、どんなに素晴らしい夢を観ようと。誠に素敵なハートの持ち主であろうと、人の心を震わせる音楽を奏でようと、そんなことに関係なく、ひとつ調子を崩すと、その時点…