山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

弾丸ツアー第2弾・都井岬ー御崎馬

宮崎県の最南端が都井岬日南海岸国定公園の南の端。同じことか。
この岬の小高い山が遠くから見ても、青々とした放牧場としれるほど開墾された御料場と分かる。
この都井岬に放牧されている馬を御崎馬と呼び、長野県の木曾馬や北海道の道産子などとともに日本在来馬
と言われている。今から2000年も前の縄文時代後期から弥生時代中期にかけて中国大陸から導入された馬がその起源とか。
高鍋藩秋月家は、江戸時代の元禄10年(1697年)に日本書紀の中の歌にも詠まれた日向の駒を集めて、今日の串間市を中心に7ヶ所の藩営牧場を作り、軍馬や農耕馬の生産に励んだ。以来この牧場で生産される馬は御崎(岬)馬と呼ばれるようになった。
御崎馬は牧場開設当初から、ほとんど人手を加えない粗放な管理しか行わず、廃藩後の明治7年、都井4組及び宮ノ浦を一団とする御崎牧組合の共有牧場となった後も、その粗放な飼い方が続けられてきた。そのため御崎馬の風貌や資質は野生状態を思わせ、これが「都井の野生馬」と呼ばれる所以とはったとか。
昭和28年には、「自然における日本特有の家畜」として国の天然記念物に指定されている。
われわれは都井岬と表示のある展望台ちかくから急な斜面を登って、といってもほんの少し、4-5頭が草を食んでいる近くまで行き、せいぜい怖々体をさするぐらいのものだったが、広々とした太平洋を見下ろす放牧場を悠々と散策するのどかさは一幅の絵を見るが如しの感があります。
途中、道路際に餌を求めてたむろするお猿さんの群れに出くわし、車中からお猿さんと見つめあったり、ひきそうにになって急ハンドルを切ったり。
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