山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

神戸大附属明石中学校消滅①

 明石の街で附属へ行ってますと言えばちょっとしたステータスで、私が小学生の頃の附属と言ったら完全なお坊ちゃんお譲さま学校で、未だに喫茶店・水商売の我々兄妹3人が揃って入学できたのが信じられない。
どうやら、いろいろと裏があったようで、走り回った親父の苦労も大変だったんだ。
しかし、場所を間違って入学させられた私にとっては大迷惑。まあ小学5年くらいまでは、確実に独自の道を歩んでおりました。ところが、4年生の運動会予行演習の昼休み、校舎の3階屋上から階段の手すりの合間を見事に墜落。前頭部・おでこを強打しながらも一命を取り留めて以来、学業はみるみるUP。
卒業写真を見るにキリリと顔付きさえもひきしまっている。
そのまんま進んだのが神戸大学教育学部付属明石中学校。小中と教育学部の実習の場。一年を通じて教生先生がひっきりなしに入れ替わって担任の補助をする。
小学校からのエレベーター組と中学からの入学組半々の学級構成。世間の荒波も知らずあどけない中学生活。
高校受験間際になって附中での勉強だけではとてもじゃないが通用しないことが判明。
それでも何を勘違いしたのか親父は灘高校を受けろと言う。
なにせ長男は特攻隊のようで、無理やり突撃してあえなく自爆。それでも明石高校は悠悠滑り止めだ。
そんな思い出しかない中学が、住吉に統合されるらしいと耳に入ったのがもう3-4年も前。
校庭の手狭なことと、いまさらながら中高一貫を目指すためには、明石を閉鎖して住吉に集約するしかないとの結論だ。