山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

この停滞感は何だ

 恥ずかしながら初孫を抱いた歳が不動産業独立元年。やっと9年なんとか凌いできた。
その孫も小学3年生。もう一人前男同士の話が出来る。
この通算して20年の不動産仲介業活動の中で、近頃の停滞は初めての経験といえる。
最初のまったくがむしゃらな営業にもならない情報屋から始まって、もっぱら買い手探しの日々。
出会いがしらの幸運な巡り合わせがあって、自分でも驚くような大きな案件が成約がありました。
そして、状況は買い手、売り手の根付の役割が巡って来る。
なかには両手で成約のこともある。
しかし、こうなるととても一人では出来る話ではなくなる。
幸いにも信頼出来る相棒が出現して、一致協力。
そんな商売のパターンが出来上がっていた。
ところが5月初め、その相棒の一人が進行性肺癌のため、あっという間に逝ってしまった。
私が前立腺がんの手術をした去年2月、病院に見舞いにきて、当分死んでもらっちゃだめですよと励ましてくれていたのに。

一方、明石駅前案件でテナント誘致にもう2ヶ月を要して未だ詰めが出来ていない。
連日、やいのやいのと催促をかますが、エンドのキーマンを捕まえられないでいるらしい。
こちらの業者は相棒とは言い難く、むしろ腐れ縁。しかし、今回は彼の一番得意とする分野での仕事。
なんとか早急に取り纏めて空回り屋の汚名を返上して欲しい。
今までは、これでもかと攻めの姿勢で、常に相手の返事を待つことはあっても、こちらサイドは即答態勢でやってきました。
何故、早急に返事を取りつけられないんだろうと不思議に思いながら、じりじりと時の経つのを待つ経験は余りない。
オーナーさんに申し訳も無い状況。これが招く心理的停滞。明日にでも詰めて結論を引き出さねば。
それと、相棒とやり残した案件の始末を果たして、初盆の報告に参らねばなりません。