山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

冨嶽一景・2011.1.17の絶景

弘子ちゃんの弟の次男が横浜で結婚式を挙げた。浮世の義理からも喜んで駆けつける。その帰路、伊勢原の弟宅に一泊のわらじを脱いだ翌日、なんと3キロと離れていない厚木に在住のアリチャンを誘って箱根ドライブへと向かった。連日日本列島は大雪と冷凍庫状態の中、何故か我々が遊んだ東京・横浜・厚木は快晴に恵まれた。勿論寒さはかなりだが雪の心配は無い。
前日、アリチャンから箱根はどうも雪がかなりでドライブは無理との予想電話が入ったが、レンタカ―で情報を確認したところ路面は雪の心配ないとの確証を得た。
湘南ドライブウエーを走り駿河湾の波一つない穏やかな海を眺めるうちに小田原に到着。湯本で車を止めて暫時街歩き。岩崎亭見学で岩崎・三菱財閥の関東での足跡の一つを確認。宮の下を経て大涌谷へとドライブ。たどり着いた大涌谷の駐車場からふり向けば雲一つない快晴の青空をバックに、驚くほど近くに富士の全景が眼前に迫る。富士の姿は新幹線往復の車中から何度も眺めるが、まともに拝んだ事は誠に稀で、前に中央道から三島へと走り抜けた際もこれ程清澄な天候には恵まれなかった。
頬を刺す冷気も相まって凛とした冨獄の御姿が眼前に展開される。一同歓声を挙げてしばし見とれて立ちつくす。大涌谷の鼻を刺す硫黄の匂いも気にならなかった。