山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

初めての氷川丸

翌日の挙式会場は山下公園の直ぐ近く。式服を入れたスーツケースが届いているか確認した後、港を見ようと足を延ばした。そのお目当ては岸壁に係留されている氷川丸だ。今やスクリューが取り外されているため船では無くなっているが、船齢80余年を重ねて静かにたゆたっている。

氷川丸は強運の船と言われている。氷川丸は1929(昭和4年)年9月30日進水、翌年4月25日に竣工した、現在の船齢80歳(傘寿)を迎え、母なる横浜港で静かに余生を送っているシアトル航路(北太平洋航路―PNW)の貴婦人である。
 本船の要目は11,622総トン、載貨重量10,436重量トン、全長163m、航海速力15ノット船客定員一等76名、二等69名、三等186名、合計331名が乗船できる貨客船である。
 世界的には傑出した存在ではない中級サイズの貨客船ではあるが、その接客設備とサービスの優秀さによって太平洋を往来する著名人たちに愛用され、数多くの逸話を残した船として知られている。
 船名は埼玉県大宮市(現:さいたま市大宮区)の氷川神社に由来するものである。これにちなみブリッジの神棚には氷川神社の祭神が勧請され、保存船となった後も氷川神社を祀っている。

見学入場料は高齢者割引でたったの100円。館内を延々と巡るスタンプラリーもあって、早速孫の頭数を手に見て回る。その内部をUPしてみました。