山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

北朝鮮の断末魔

確か今日は金正日の69歳の誕生日。昭和17年生まれということだ。
報道ではこの目出度き日を寿ぐ国民の祝賀行事が伝えられるが、どこか白々しい。
これほど民草を苛斂誅求に扱う国も珍しい。そしてこれ程悪政に対して辛抱強い人民も珍しい。
アルジェリア・エジプトと広がる民主化運動も全く影響を及ぼさないようだ。
悪評高いデノミ政策により、国民生活はまさにどん底。この過酷な冬をどう過ごして行くんだろうか。先般このデノミ失敗の責任を取らせられて2人の高官が公開処刑となった。だらける国民の引き締めを狙ったんだとか。おまけにデノミ失敗の直後、政権の揺らぎを懸念して、死刑に処する罪を従来の5種から21種に増やした。中には脱北者の妹と電話で話しただけで死刑となった。
それも公開死刑とある。公開と云う以上、死刑の様を見物している人民が多数いる筈。なぜこの暴虐を非難する動きが出ないのか。政府は引き締めを増すためデノミ以前は年間16人程度だった公開処刑を年間52人にまで増やした。明らかに政権上層部を慟喝するかのように高官の処刑が増えている。まさに現代稀に見る恐怖政治。歴史に照らしてみれば、この状況でなお命脈を保った例を知らない。自業自得、もう政権の崩壊まじかと見た