山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

県人会総会会場雑感

この10年来、総会会場として利用して来た西山会館が3月末で改修に入ると言う事で、今期の総会が2−3月早く開催された。改修後も会場としての利用を考えてのことだった。
しかし、最近になって、売却へと方針変更が知らされた。弘子ちゃんは明石高校を卒業後、川鉄本社厚生部勤務。結婚まで4−5年は勤めていて、そのOB会からの情報だった。
そして、昨日総会の中で、10年お世話になった感謝の意を込めて感謝状を川崎館長にお渡しした際のご挨拶で、会館をこのままで使用してくれるという条件付きで売却するとの報告があった。
取得先が会館事業を再開するには相当の資金が必要だし、何と言っても駐車場が無い事が致命的。
そうやすやすと買い手が現れるとも思えない。買い手が阿多としても、まあ2−3年このままで継続営業して挙句マンションになるんでしょう。
其れにつけても、世の中のうつろいを感じる出来事だ。
この会館が顕彰する西山弥太郎氏は川崎製鉄中興の租。ペンペン草が生えると揶揄された千葉製鉄所建設を断行し、川崎製鉄を再生させた。
その恩人の記念会館を取り壊しかねない売却に走るとは、いくらJFEと日本鋼管との合併企業になった故としても、その企業マインドに余裕のない事を示すものとしか受け取れない。
よしんば、処分するとしても、神戸市に寄付するとか、もっと有益な方法が有る筈だ。
新日鐵住友金属が合併を発表。置き去りにされた神戸製鋼所の行く末も心配だが、JFEの企業姿勢にも疑問符が付く。恩を徒で返すとは。