山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

お気楽現代落城風景

その昔、いかなる権力といえども、その末路は哀れで悲惨なものと決まっていた。殿様がいち早く遁走、出家して高野山に籠ろうと、引きずり出され斬首・切腹。一門家之子郎党皆殺し。
その最たるものの一つに関白秀次。
近代に至っても、先の大戦では近衛・東條・阿南と自栽。罪万死に値するとした。
ところが昨今、小学生の席取りゲームのような政権盥回しの短命首相が続く中、次々と据変わる首相連のあっけらかんとした様子に驚く。たまたまパスを受けて慌てて盲めっぽうに蹴り返したような樣。
そう考えれば、謀略レベルとまではゆかないがペテンを駆使してまでその座を譲ろうとしない菅は、その執念においてむしろ立派だ。
城を取り囲まれ、水責め、兵糧攻めの挙句、家来にも背かれ、最後に立て籠もった本丸で何故か連日どんちゃん騒ぎをしている。これが現状。
とすれば、今回のドタバタ劇での教訓として、首相の器に非ざると分かった瞬間に、その席から引きずりおろせるシステムが是非とも考案されなくてはなりません。
毎回、短命なうえに、たびたび大臣更迭、追加認証と陛下のお手を煩わす不忠もの揃いを嘆く。