山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

待ち構えるハイエナファンド

幕末・明治の列強はあからさまに権益を要求し、日本の無知なるに付け込んで金を理不尽に奪った。ある意味、その強欲強引がはっきりと見えるうちはまだ手の施しようもあるというもの。
現代の日本は見えざる貪欲な国際資本のネットに絡め取られている己に、気が付かないという重篤な病に罹ってしまっている。
迫りくる日本国債(IGB)の暴落を待ち構えて、舌舐めずりをして、国債が暴落すると利益が出るポジションを取るヘッジファンドが急増中だ。
かってニューヨークのヘッジファンド「グリーンライト」を率いるデイビッド・アイホーンはリーマン・ショック時に空売りを成功させて大稼ぎをしたが、その彼がいま空売りの対象にしているのがJGBだ。
ダラスのヘッジファンド「ヘイマン・アドバイザー」の創設者であるカイル・パスも”日本破綻に賭ける男”と呼ばれ、JGBの空売りポジションを崩さない。
まさにXデーは確実に目前にある。フジマキ・ジャパン代表の藤巻健史氏は「日本国債は明日崩壊してもおかしくない」と言う。
この無策日本を狙って売り浴びせを仕掛けるマネー・マーケットの恐ろしさ。ささいな切っ掛けで大崩壊が起こっても、今の政治家・官僚は想定外の一言で責任を逃れようとするに違いない。