思えば平成3年土地神話真っ盛り、そして迎える暴落の時代。明石駅前での飲食店舗多数開店という
無謀な拡大策が当然の破綻を来した際、何とか命を永らええたのも、土地高騰のお陰だった。
詳しくは言えないが、その局面で飛び込んだ不動産仲介業の世界は、それまでの一応の実業での厳しさ
と比べれば、信じられないほどの低コスト・ハイリターンの世界だった。
何しろ、在庫なしの状態で、人様の土地・建物を買い手に繋ぐだけで、仲介手数料とやらが懐に入る。
最初に2号線沿いの居酒屋出店土地を、1億で媒介成立した際、まだ免許など有るわけもなく、知人の
不動産屋の軒先を借りての2割上納の、残り240万を手にした衝撃は、未だ忘れられない思い出。
以後30年、不動産仲介を天職として、60歳で不動産取引士の免許を手にし、同時に宅建免許も取得。
営々と仲介業のみに特化して今に至りました。