コロナ禍の下、一番影響を受けたのが、呼気なければ一音も発せられない吹奏楽だったとは。
今回の中・高生の演奏は、明らかに練習不足そのものでした。
ホームルームが5時に終わり、6時には帰校を促される。朝練などもってのほかとなれば、結果は見えてくる。
それでも、ありったけの力を絞って、コンテストに参加してくれた生徒たちには、感謝の思いばかりだ。
幸いと言っては何だが、10年ぶりの呉信一ハイブリッドトロンボーン4重奏を、最高のプレゼントとして、明石にメンバーを集結頂き、その神髄のハーモニーで、会場を満たして頂いた。
私が無理やりお願いした「ABAIDE WITH ME」を聴いた際には、思わず涙が。
どうか、若きミュージシャンの卵たちに、この至高のアンサンブルが、慈雨の如く、降り注ぎ、染み渡つていくことを願うばかりです。
40年を超す、アンサンブルコンテストに出場した生徒たち。今回の審査員6名の先生方は全員こおコンテストで金賞を獲得されている。
この明石から、有望なソリストが続々誕生し、活躍されている姿がまぶしく映る。
私の心からのラスト・プレゼント。知る人ぞ知る。