山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

鍋ガーデンあるいはよさこいマルイチ開店

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N氏とのお話が、8月末か9月初め。今記録を見返すと、11月20日開店とある。
夏ビアガーデンで冬鍋ガーデンとの安易な発想からの出発でありましたが、年中鍋料理で持つわけが無い。
そこで頭を絞って考えたのが、親父が愛してやまない土佐の皿鉢料理をもう一つの売り物にすればというアイデアだった。これだと、商売も出来るし、親孝行にもなるわけだ。
お店のコンセプトは決まり、テーマは祭り座敷とも決めた。そして,概略レイアウトは、60坪の店に、60人の宴会座敷、30人の小上がり桟敷、20人のテーブル席という構想。そして桟敷席のテーブル周りの工夫として、
神戸のいろりや・とけいやの座敷を参考とした。
最大の力を入れたのは、店舗入り口に設えた天井までガラスばりの大サンプルケースでありました。
鍋料理のサンプルはもとより、皿鉢料理と土佐の民芸品をてんこ盛りにした、にぎやかなショウウインドーが出来上がった。
11月20日開店としてのは、もちろん忘年会・新年会のお客を逃す手はないとのもくろみ。
これが大当たりして、ビアガーデンに匹敵する売り上げをたたきだす。親父のニコニコ顔が忘れられない。
しかし、この時点で財務上はかなり無理をしていて、自己資金でまかなうために、新築の家は抵当にいれるは、翌年のビアガーデンの売り上げをあてにするはのやり繰りが始まっておりました。
基本には売り上げが全てを解決するとの、楽観が有ったに違いありません。