山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

黒部アルペンの凄まじさ

 朝の土砂降りから、曇天となり、薄日が差しだす立山駅。弘子ちゃんの神通力が効果を現し出した。
立山駅から室堂へとケーブルカー・観光バスを乗り継ぐに従って、眼前の霧が薄れ、晴れ間まで見えるようになった。この調子だと、立山の山頂も見れるんじゃないかとの期待が高まる。
立山駅から美女平まではケーブルカー、それも殆どがトンネルの中を登ってゆく。
これは中部山岳国立公園の景観保護と、雪深い中、安全に運転をするためと分かる。
しかし、ケーブルカーのトンネルとは珍しい。
美女平から称名滝(日本一の落差・350m)を遥かに望み、弥陀ヶ原(1930m)を経て天狗平へと昇りつくと室堂(2450m)はもうすぐ。
ツアーはこの室堂で一時間弱の散策タイムを取る。
雷鳥にお目にかかれば幸運もいいとこらしく、みくりが池の神秘と、立山の山容、そして立山玉殿の湧水ぐらいは味わわないときた甲斐が無い。
ところで立山と言うのは、昔は三俣蓮華岳から猫又山までの七十二峰を総称したものらしい。
現在は、最高峰の大汝山(3015m)・主峰の雄山(3003m)・富士の折立(2999m)の3つの峰を立山と称す。
その昔、越中国では、大人になるための証として立山(雄山・雄山神社)に登る習慣があったとか。山岳信仰の聖地として賑わいをみせていたのだろう。
室堂へと立山トンネル発着ビルの屋上へ出てみると、眼下は一部白雲が棚引いてはいるが、ほとんど見下ろす視界は遮るものなし。
玉殿の湧水に喉を鳴らして見上げる雄山は残念ながら山頂あたり雲の中。
あの雨を考えれば、ここまで晴れれば上々の首尾といえましょう。弘子ちゃんの神通力がツアーのメンバーも認める口ぶりだ。ほんまかいな。
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