山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

名付けてベッカム食堂

 何時だったか、偶然に立ち寄った明石市大久保駅前、2号線沿いのビル1階。
最近オープンしたばかりのイタリアンレストラン  ダイニング・シューフルール(カリフラワ―)。
実にシンプルな内装だけに味と腕で勝負のオーナーシェフの心意気が伝わってきそうなお店だ。
お店の切り盛りは夫婦2人で十分。りーゾナブルなお値段でボリュームも満点。
アラカルト一品で2人前はいけますとの奥さんのアドバイスあり。
良心的もいいところ。ハートウオームなMENUから3品ほど頼んであとはパスタで仕上げる。
ところで、もともと明石の人ですかと野暮な質問を発する。
すると意外な答えが返ってきた。
オーナーシエフ石戸啓介との自己紹介の後、遂最近まで淡路島のウエスティンホテルの料理長をしていたんですときた。
エスティンと言えば、ワールドカップ日韓開催の際、イングランドチームが長期滞在した、あのホテルやおまへんか。
もしやと思い、イングランドチーム滞在のころはと聞くと、すでにウエスティンホテルにコックとして働いていて、ずっと泊まり込みで、食事を世話をいたしましたとの返事だ。
それじゃあ、ベッカムの食事の世話もしてたんだと、驚きの声を挙げておりました。
確か、イングランドチームが日本を離れた直後、私たちもウエスティンへ行きまして、ベッカムが泊った部屋なるものを見学しましたがな、もうなれなれしく話し込む。
ベッカムさんだけに食事を用意したわけではないけれど、皆さんと一緒に召し上がって居られましたよと付け加える。ああ何たることを仰いますか。大変な経験をした割には、大変さが判っていないんではとイエローカード
それ以来、我々の間では、大久保・ベッカム食堂と命名している。
昨日もこのクリスマス、気になってHPを開くと、クリスマスディナー2人で15,000円と控えめな設定で、一日5組先着とあった。
その後、お客の付き具合が気になって、今夜ディナー予約が残って居ればとTELを入れてみる。
3時過ぎのTELでは応答なし。やっと通じた5時過ぎ。明るい声で、お陰さまでクリスマスデナーは予約で完売となりました、またの御予約をお願いしますとの返事。なにやら、人ごとならず、断られた割にはすがすがしい。