山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

龍馬甲子園2012 神戸・龍馬の日策定のこと①

龍馬伝のもたらした高知県観光客の総数は435万人。これは前年の観光客数を300万人上回ったことになる。(大阪高知県人会での県発表)とんでもない数字だ。
そして今年も11月15日が近づいてきた。高知では誕生祭が、京都護国神社では墓前祭が盛大に執り行われることだろう。
高知駅前でのなごりの志国博もそこそこの来場者だそうだ。
一方、先日かなりの期待を持って訪れた品川・立会川での龍馬人気はほとんど消え失せていた。龍馬海軍蕎麦も閑古鳥。むしろ容堂の品川屋敷跡の看板の方が目に付いた。
そして、神戸はどうなっているか。・・・皆様お察しの通り火の消えた状態に戻っちゃった。

考えるに、龍馬さんの魅力ってなんだろう。暗殺という悲劇性か、薩長同盟を成し遂げた仲介力・人間力か。はたまた、お龍の目を盗んでのモテモテ三昧か。
私は、この神戸で、海軍操練所で育んだ海運技術を持って乗り出そうとした世界通商の魁たる龍馬さんではなかったかと思っている。。
その時代、この一点で龍馬さんオリジナルと言えるものだ。方向性と行動と両方を試行錯誤した。
それも一介の郷士の二男坊・厄介の身でありながら。頼まれもしないのに恐ろしい義理とかに立ち向かっていった。
その原点が神戸じゃなかったか。
勝海舟の下、幕艦・順動丸で幾度摂津の海を往き来したことか。

その神戸での龍馬さんを記念する、誰もが認める「神戸・龍馬の日」を策定するとしたら。
多分、様々な意見が飛び出して喧々諤々の議論となること間違いなし。
そう、その議論こそが我々の期待する龍馬運動の源流となりはしないかな。
年に一度、否応なしに神戸の龍馬縁の何処かで、龍馬の日として決まった日があって、様々な思いを持った龍馬っ子が参集・歓談する。・・・これって素敵じゃありませんか。