山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

北朝鮮評論家の面々

突然の金正日の逝去報道にTVはその憶測記事満載で大盛り上がり。
久しぶりに北朝鮮評論家も顔を揃えた。
と言っても変わり映えしない顔とその発言内容だ。相も変わらずと言っておこうか。
その上野田内閣の対応ののんきさ、危なくって身震いがする。
今そこにある、否隣にある最大の人為危機。
それにしても、この国のインテリジェンスのお粗末さ。韓国では早速国会で17日とされる死亡日から19日発表日までこの事実が察知確認できなかった事が政府の大失策として糾弾されている。
一方日本国では、まず隣国の暴発を危ぶむわけでもなく、北朝鮮内部の事情はさっぱり分からず、分かろうとせず、お粗末な北朝鮮評論家のご託宣に頼るばかり。
その評論家たるや、早速何時もの見たような顔ブレが並んだわけだが、特に怪しい評論家3人衆として、全くの自己判断だが、伊豆見元・重村智計宮塚利雄を挙げておこうか。
重村とっつあんは何を聴かれても弁舌爽やかに当たり障りのない、何の裏付けも示さずに煙に巻く名人で、それに輪をかけて素人のアナウンサーは突っ込んだ質問の一つも思い浮かばない。
伊豆見さんは常に気難しげで、聞かれたことのみをボソッと返答。全般的な状況とか、詳しい内部事情とか、本当に分かっているのかどうなのか。
そして宮塚に至っては、今日配信されたダイヤモンドオンラインのインタビュー記事を読んでのけぞった。一体この親父は何を言いたいのか、文脈すら捉えられない。
北朝鮮崩壊で危惧される難民大量発生は心配することは有りませんとのたまい、その理由は冬の日本海は波が荒くて渡れませんからときた。
この統領様の死去で一番苦しむのは、TVの画面で悲しいふりをして泣き叫んでみせる平壌のエリート住民達ではなく、遂にこの厳冬を見捨てられて過ごさねばならなくなった貧民達だ。
金正日の言葉に人民が飢えてくる死んでいることを考えると夜も眠れないとの一言があったとか。
その本人が亡くなれば、もはや何百万の飢餓凍死を気に掛ける者さえ不在となった。
こうなれば、最後の力を振り絞って北朝鮮の奴隷人民は国外に逃れようと筵旗を掲げるか、厳冬の波浪逆巻く日本海に漕ぎ出すしか道は残されていないではないか。
それにしてもたかが一人の死がこれほどまでに世界を揺るがすとは。そうゆう意味での最後の大物だったんだ。