山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

業界曼荼羅

FB仲間の関東方面の不動産業者の報告によると、消費税と住宅ローンの先行きを心配して、住宅購入の機運が高まり、毎日案内に忙しく、てんてこ舞いだとか。・・・羨ましい。
元明石はやっと駅前再開発が軌道に乗ったところか。市長の方針で施行予算がかなり厳しくなっているようだ。
一方、あまり注目されていないのが、山陽電車の高架事業だ。平成28年4月には完成の予定で、着々と進行中。2号線往来で見える範囲では、山電跨線橋の撤去工事の状況くらい。それも既設の頑丈すぎる跨線橋を取り除き、中央2車線は山電高架を潜るよう建設中で、両端2車線は撤去の後にご丁寧に仮設道路を完成させている。なんと2重手間。まあ黒橋の付け替え工事には負けるけど。
偶然硯町をうろうろしていて山陽電車の軌道工事を覗いてみると、意外に工事は捗っていて、もうすぐ仮設軌道敷地も整備が終わるほど。西新町駅は現在地とそう変わらないが、北側駅前はすっきりと整備される完成予想図が張り出してあった。
今の状況からは想像できないが、昭和10-20年ころは明石の商業の中心はこの西新町一帯だった。現在の西区。昔の明石郡の農村地帯の農業需要を一手に引き受けて、農機具・鍛冶屋が軒を連ね殷賑を極めた。
和坂を超えると川崎航空機が広がり、田町・硯町には川航下請けの工場群がひしめき、ツルハシ・スコップの日本工具も戦時景気に沸いておりました。おかげでB29の爆撃を真っ先に喰らった町でもあります。
そんな西新町が見る影もなく寂れて、西新町生まれの私は淋しい思いでおりましたが、この高架完成とともに、明石川を越えてすぐの立地が見直されること間違いは有りません。
同時にJR大道町駅新設も計画されているとか。意外と更地もあり、用途も近商に工業。目立った商業設備もなく、それぞれが相続のタイミングとなっているようで、出店ラッシュが起こりそう。それもこの2-3年の間に。
先行しては明石警察と明石税務署がこの駅近に移転してかなりとなる。やっと思惑が叶うということか。