山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

懐かしのプラターズ

http://www.youtube.com/embed/dhfOrbZoU8U
 
トランペット・メルヘンの4人のトランぺッターの現存2人の一人。片岡学師匠が大久保・青空堂でライヴと大里聖彦君から動員がかかる。
去年と今年1月にかけて多難な中、よくぞラッパを離さなかったものよと感銘の一心で駆けつけた。
演奏曲目は師匠の独自のジャンル。シャンパンミュージック。かの北野クラブで20年に渡り演奏し続けてきた。今や、世界中どこを探しても存在しない希少音楽で有るとか。
白人ジャズミュージックの古典スタイル化。
そんなどこか懐かしいメドレーを聴きながら、繋ぎに離される思い出話に超一流の来日ミュージシャンの名前がゾロゾロ。
私が聞き覚えているだけでも、ヘレン・メリルプラターズ・エラフイッジェラルドのバックバンドで日本中を回ったとか。
その中でも、面白く聞いたのがプラターズについて。
それと言うのも、昭和37年、まだ高校三年生で卒業前の弘子ちゃんとの初めてのデートが神戸国際会館でのプラターズ公演だった。
それ以来我が夫婦のテーマソングはOnly You。あのリードテナーのトニー・ウイリアムスの美声が忘れられない。
ところが、片岡師匠曰く、そのトニーがとんでもないアル中で、お酒が入ってないとさっぱり歌えず声も出ない。
本人も素面ではステージに上がることも出来ない状態だったとか。
我々が見上げたあのトニーの素晴らしさを吹き飛ばす実情を話された。
ことの真相は解らないものだと思いながら、なおOnly Youが我々のテーマで有ることに変わりは無いと思い返した。