山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

アンパンマン・やなせたかしの原点

神戸こども病院ロビーに佇むアンパンマンの原画を寄贈して頂いて以来、故郷の先人・やなせたかし画伯のフアンと自認はしているものの、さてアンパンマンのそもそもの由来はと聞かれると返事に窮する。
そんな我が心中を察したように今日NHK100年インタビュー・やなせたかしが放映され、画伯直々にそのゆらいの説明を聞いた。
いろいろ面白いエピソードも、93年の変転も語られる中、中国・上海で終戦を迎えた兵隊時代、どんな苦労も苦役も一眠りすれば凌げたものだが、飢えだけはどうしようも無かったこと。
戦後、この社会から飢えを無くすために考えたのが、かのアンパンマンだったこと。決してスーパーマンではなく、人々の飢えを救うべく我が身アンパンを供するという自己犠牲の権化を描きたかったこと。
等聞いてみなければ分からないし、聞いてみれば腑に落ちる楽しいインタビューだった。