山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

第27回アンサンブルコンテストご挨拶草稿

ひとまる倶楽部比嘉会長さまから電話があり、明日のアンサンブルコンテスト開会の挨拶をまかせるとのこと。
思えば昭和57年(1982)2月20日第一回のアンサンブルコンテストを明石北高音楽部顧問の松井隆司先生と手探りで始め、今年で27回目。私はその間商売の撤退戦のためライオンズを退会し、15年ほど留守にしており、ひとまる倶楽部がこの事業を一昨年引き継いだことから、やっと去年の大会から復帰を果たした。
よくぞ今まで継続してくれたと、気持ちはまるっきり「父帰る」。とあれば、明日のご挨拶もそんな気持ちを込めたものになりましょうが、それは私の心に秘めて、会場を埋め尽くす1000余の中高生に、このアンサンブルコンテストのそもそもの主旨をせつめいしてご挨拶とするつもり。日頃、原稿など書いたことは無いけれど、明日だけは、簡単明瞭に思いを伝えたい。・・・と言う訳で。

「会場の皆さんおはようございます。このアンサンブルコンテストの主催者であります、ひとまる倶楽部より一言申しあげます。そもそもコンテストと言い、音楽に順位をつけるなんておかしいなとの思いがあります。しかし音楽を聴いてもらい、楽しんでもらう上で、ある程度の水準まで演奏力を高める必要があります。今回中学生の諸君の中には、初めてこの厳しい舞台を踏む方も居られるでしょう。その諸君には、おじ気ず、力一杯の演奏をお願いします。もう何度か出演経験のある高校生諸君には、前回以上の演奏が出来るように、細心の注意をはらって下さい。また先生方、審査員の皆様も、責任重大です。あえて原石と申しあげますが、未知の可能性を秘めた学生諸君の演奏で、キラリと光る輝きを見逃すことなく、良いところは大いに取り上げてほめてください。そういう意味で、明石の吹奏楽を目指す諸君の登竜門としての役割をこの会ははたしてきているつもりです。
さて、おじさん、いやおじいさんも、実は中学1年からトロンボーンを吹いて、今年で55年を数えます。諸君と同じプレーヤーと思っています。その立ち位置から考えて、このアンサンブルコンテストほど、有り難いものは有りません。この会を主催してくださっているひとまる倶楽部のおじさん達、運営に汗を流してくださってる先生方、スタッフの皆さんに、開会に先立ち、感謝のきもちを込めた大拍手を送りたいと思いますがいかがでしょう。
・・・今の大拍手でこのコンテストが10年は続くこと確実となりました。・・・以上一言申しあげました。」