山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

やり残した夢

 昨日の定期検診では、前立腺がんのPSA0.01でDOCTORは完治宣言。
来年正月早々にいらっしゃいとなった。
待ち合いの席で、元明石市の小学校校長をされていたK先生と出会った。
お互い面識ありそうな感じのうち、先生から声をかけて下さった。
やはり前立腺ですかと問うと、そうです、もう75歳、あなたの親戚の山手先生とは教育委員会でご一緒したんですよと仰る。手術ですかと聞くと、全身麻酔が厭で粒子線照射をお願いしてやっとおわったところですとの返事。
私も同じ理由で、かなり熱心に検討し、専門医にお尋ねに行ったことを話し、ところで照射はどんな具合でしたかと話が進む。それが照射は15分くらいで、まったく痛みも何もありません。ほんとこれでいいのかと思うくらいのことでしたと仰る。
先生のPSAは0.75とかでご本人は少々心配気味だ。
長い待ち合いの間、その昔の話が次々出て、お互い共通の知人・友人も分かり、周りの苦しそうな患者さんには申し訳ないほど。
先生は退職後ボランテイアーで同和運動の会長をしておられるとか。
私は未だにあくせく働いていると申し上げると、いや仕事があって何より。人生に退屈ほど厭なものはありませんと実感を込めてのお話。
実は、私のやり残した夢は、一篇のメルヘンと珠玉のような歌を一曲残したいこととつぶやくと、まじまじ私の顔を眺めて、人は見かけによりませんなと驚きの表情だ。・・・少しびっくりしすぎでは。