山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

3PL物流とは

大型物流倉庫の需要が一服。ブラックパイン他巨大営業倉庫の臨海部進出もとんと案件として聞こえてこない。そんな状況で今注目されているのが、3PL(サード・パーティ・ロジステック)の市場拡大である。その一番顕著な企業として知られてきたのがハマキョウレックスだ。その大須賀正孝会長曰く「3PLの目的は如何に物流の無駄を失くすか。商品の検品作業など付加価値を付ける一方、どうしたら物流コストが下がるか、知恵を絞り荷主に提案する」とある。
現今、物流需要は70−80兆円で、このうち(企業自前の)自家物流が40兆円といわれている。
自家物流について云えば、友人の物流カリスマ・有野氏が得意とする分野で、どうしてもメーカー物流はコスト意識が低く、まだまだ改善の余地があると以前から力説を聞いている。
この40兆の需要の合理化が突き進めば、当然のことに出てくるのが、配送倉庫の効率的配置で、従来の物流ネットの見直しから、新規物流倉庫用地が求められてくる。其れが、3PLの方向に流れるとすれば、今から地域中堅物流会社への営業を始めなくては物件仲介の新分野での出遅れとなる。