山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

龍馬街道⑦龍馬島原上陸地点ー海望館の島原料理を頂いて元気百倍。

ふぐの幟がここかしこに立てられて「がんば」と記してある。夕食にもこれガンバですと仲居さんが指を差す。
どう見てもふぐなんだけど、大阪では鉄砲という如く、島原ではがんば=棺桶と称するようで、鉄砲に当たるどころか、棺桶に入るつもりで食せというわけだ。昔はそれほど中毒がよく出たんだ。

とりあえずは勝・龍馬一行の島原上陸地点の確認に走った。
といっても、宿からまじかの港の岸壁。雁木の有るあたりからの眺めはその当時の情緒を感じさせてくれる。
この島原湊に明け方に着き、長崎への第一歩を刻んだ。そしてこの雁木を龍馬が上陸した階段と称している。
龍馬フアンとしてはもっと大々的にこの上陸地点を取り上げればと思いながら、昔の米蔵を改造した漁人市場「とっとっと」で一休み。美味しいコーヒーを頂きながらホテルオークラのシェフだった叔父さんに地元の様子を聞いてみる。
見ると館内に竹久夢二の絵が沢山かけてある。あとで知ったのだが、夢二が長崎に長期滞在して名画を遺しているんだって。知っていました。