山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

尼崎高知系県人会50周年記念寄稿

尼崎高知系県人会50周年に寄せて
神戸高知県人土陽会 会長 麻野尚延

 尼崎高知系県人会の発足50周年を、心からお祝い申し上げます。 
50年といえば、古来「人生50年」に因んで、平均寿命が伸長した現在といえども一つの区切りであり、歴史であります。
尼崎高知系県人会は、わが神戸高知県人土陽会とは、地理的に隣接しているだけではなく、歴史的にも人的にも格別の近親関係にあり、現在でも双方の総会には多数が相互に出席し合っております。
発足84年と一足先を歩んでおります神戸土陽会としては、頼りになる同僚と理解し、元気を得ています。50年という節目の年にあたり、贈る言葉を二点申し上げます。
第一には、50年という長い期間、この組織を守り育ててくれた先陣のご努力に感謝申し上げるとともに、更にこれを継承し発展させることを、諸先輩に対して改めて確約することであります。
半世紀といえばその間に幾多の艱難があり、紆余曲折もあった筈であり、それを克服して歴史を刻んできたものであります。これに想いを致し、意を新たにして頂きたいと考えます。
第二には、組織というもののエネルギー源、活動原理をいま一度考え直してみることであります。県人会が発足した頃の組織原則は、権利本位の要求民主主義であり、代表的なものが労働組合であります。
しかし社会の成熟に応じて、時代は参加民主主義に進化いたしました。NPO法人のように、積極的に組織活動に参画し、一緒になって力を合わす、汗を流すという体制であります。
県人会も積極的参加で支えられることを理解し、活動すべきと考えます。
神戸高知県人会会長 麻野尚延

理事会とH25年第82回総会神戸・ラッセホール