1964年11月8日神戸商大サッカー学部2年の、まさにシーズン真っ盛り。
関西学生リーグ3部から、2部へと昇格チャレンジのイケイケ状態の中、なんと全日本吹奏楽コンクール高松大会に1stトロンボーンで出場。室蘭に次ぐ、2年連続優勝を果たした。
一方、サッカーは3部優勝して、2部最下位の大阪大との入れ替え戦チャレンジ。
大阪靭グランドでの引き分け後、再試合を京都・西京極のグランドで戦う。
俊足を活かしてのライトウイング。センターライン付近でボールをゲットして、思わずゴール方向を目指してロングボールを蹴り上げた。すると、少々前目に出ていたキーパーの頭上を越えて、おまけにゴールバーの下をかすって入っちゃった。
自身はもとより、場内何が起こったのか分からぬ状態の静寂。そして歓喜爆発して、観客こぞってグランドになだれ込み、抱き着いて来た。
ただ一人、観戦応援のOBから、祝福のキスの嵐。勘弁してよ。
このゴールが決め手となって3-1で勝利し、2部昇格を果たした。
思えば、我が人生の、このころが最盛期だったんだ。