山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

近頃なにやらきな臭い

今日の日経・朝日。おなじみ悪態・ゲンダイに夕刊フジ等各紙一斉に内閣支持率急落を報じ、一部は早々と麻生内閣断末魔とまで言っている。麻生首相就任2ヶ月足らずでのこの内閣支持率は考えられない。
麻生さんにはワンマン吉田茂を通じて多少の土佐の血が入っていて、少し身贔屓する気持ちもありましたが、今のような体たらく、弁慶の立ち往生の姿を見れば、余命いくばくもない有様。どうしてこうまで知恵のない、夢のない有様が続くのか。少しはこの不況風の下、ぐったり下ばかり向いている国民を鼓舞激励することばも出ないのか。一人12,000円を配るのが景気高揚対策とは、その策の貧しさ、無邪気を通り越して、阿呆としか言ようがない。この暮れ、中小企業のオヤジは血のションベンを流してもおっつかない様子。資金繰りの苦しさだけは私めも、2度と会いたくはありません。保証協会の特別枠に行列ができているとか、それも厳しい資格制限があって、わらをも掴みたい御仁には頭から貸せないようになっております。貸すがわの金融機関も、この間までは保証協会マタ―は20%の貸し方負担がつくようになり、そうそう容易くは応じられず、貸したくないから審査が遅いのか、審査を上げても上がOKを出さないのか。例によってどこに責任が有るかなど、まったく分からないようにできあがっております。それでも、これまでは皆さん歯を食いしばって頑張って企業存続を図ってきましたが、ここにきてTVのインタビューに応じるどの顔も、寄る歳波に精も根も尽き果てた面持ちです。
ことは第4次世界戦争の様相を帯びてきたのではないのか。ドンパチやるだけが戦争ではありません。国際的に巨大金融の独占を禁ずる網をかぶせなかったツケが回ってきたわけだ。製造業には独占禁止法の足かせが確りはめられているというのに。
そのうえ、最近よく目にするのが、真珠湾奇襲を米国は知っていたとか、それ以前に中国から渡洋爆撃で東京空襲を目論んでいたとか、太平洋戦争を正当化するようなお話が聞こえてまいります。
確かに、そのような事実もあったでしょうが、ドイツの欧州での強勢に遅れじとばかり、無謀な三国同盟を結んだことからして、300万国民を、アジアの1000万を超す人々を犠牲にせねば収まらない地獄へと一直線という信じられない愚挙に走った。
日本人には秀才信仰が根強くあって、陸軍大恩賜の金時計組の言うこと行うことを無条件で容認することおびただしい。国策・戦争指導もこれら中佐クラスの秀才連中が取り仕切り、元帥大将は神輿に乗っているだけ。担がれてさてどちらへ連れて行かれるやら分かろうともしない。あげく腹を切って国民に詫びることさえしなかった。
現在なおこの秀才信仰は残っていて、エリート官僚さまに任せておけば間違いないとばかりに、あほな政治家がすべてを丸投げしてきたつけが回ってきた。
どうか政治家の皆さん、我々は格別なことを願っているわけでは有りません。公平・公正・機会均等な社会をお願いしたいだけなのです。ひとごと・身勝手・先送りが得意技の皆様がたの総退場をお願いしているだけなのです。・・・ほんとなにやらきな臭くなってきましたぜ。ご用心の程。