山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

クリチバの夜

クリチバに着いた夜。中村矗氏のお招きでブラジル料理シュラスコディナーを頂いた。中村氏の御母堂・奥様・お譲さまと一家を挙げて、故国日本からやって来た野次喜多5人を温かく迎えて下すった。
席上、奥様から「津野さんと云えば、あのさんよう喫茶の津野さんですか。」と質された。ええ、そうですと答える言葉の終わらぬうちに「それでは、私が明石附属中学3年の時、妹さんと同級で、松陰高校を受験する際、お父様に車に乗せて頂き同行して頂いた思い出があります。その津野さんですね」と実に思いがけない話が飛び出した。
ほんと、今回の大旅行では、思いがけない方々との不思議な御縁に助けられてきたが、これはまた意外な絆を告げられてしばし感激。実は妹の息子も、4月出発の計画の際には一緒にブラジルに来る筈だったことを話すと、是非ブラジルに寄こしてとのリクエストもでた。
弘子ちゃんが驚いたのは、昔明石で初めて水洗WCが完備された公団住宅に中村氏一家が入居し、中学生の仲良しグループで見学に押し掛けて以来、お母様には度々お会いしていたが、今日御目にかかり本当に変わらず美しいお母さまでいらっしやることだと抱き合って再会を喜ぶ。
遥かなるブラジルの地で、皆中学生の頃に戻って同窓会。話は尽きず時の経つのを忘れていた。