中村氏の紹介で、日系の笠井氏がクリチバで美味しいコーヒーを選別焙煎していると言う事で、その工場まで出かけた。
ＫＡＳＳＡＩと表記してあるのを見て、喝采コーヒーかと思ったが、ポルトガル語表記ではＳＡはザと発音されるためＳＳと重ねてカサイと読ませるとのことだ。
招かれた工場は小ぶりで選別場と焙煎場に分かれて非常に粒の揃った豆を丁寧に取り扱っていた。
この神経の行き届いた工程はやはり日系の血がさせる業と感じる。
コーヒーの実を初めて食べてみたが、甘酸っぱい食感でそれだけで美味そのもの。何故この実を売り物にしないのか。ジャコウネコが好物とするのも頷ける。
このＫＡＳＳＡＩでは、この実を熟成させ、十分豆にこの風味と甘さを染み込ませた豆のみを採取した上に、人の手で一粒一粒を選びあげる。これで美味くない訳が無い。ただ悩みは大量には製造出来ないことで、ブランドコーヒーとして、その値打ちが分かる人に味わってほしいとのことだ。
日本でのマーケットリサーチを約して３０袋を買い込んだ。
HPは http://kassaicafe.com.br です。
