山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

前原で良いのか・目が笑っていない

今時、男は愛嬌を求められる中で、これほど愛嬌の無い男も珍しい。今、ニュースステーション古館の前原インタビューを聞いている最中も、この男の目が笑っていないことが気になって仕方がない。
松下政経塾出身とかでなかなか京都では人気があるらしい。特に京セラ稲盛氏の後援が大きいようだ。日航の再建に単身乗り込んだ稲盛氏の行動は前原の懇請によるものと分かった。
この関係の濃密さはただ事ではない。たぶん国士稲盛の分身としての前原の役割があるに違いない。
その稲盛が小沢ともパイプが有って、今回の民主党党首選挙において前原・稲盛・小沢連合がすでに組まれている気がする。そうでないと、捨て身の立候補に臨んでの前原の落ち着きが理解できない。
ただ気になるのは、前原の据わった目つきから、彼が語る言葉が果たして彼自身が考えて言っている言葉なのか、誰かに言わされている言葉なのか分からない点だ。
インタビュー中、再三東日本大震災の避難民を気遣う言葉が有ったが、今や日本国民全員が混迷政治の大津波をかぶり、政局のメルトダウンを蒙っている被災者・避難民であることが分かっているんですか。
たぶん、前原が総理大臣になったところで、なんら変わり映えのしない迷走内閣になる事だけは間違いありません。

この頃、自身の予感力に驚くことが度々。先日も24時間テレビに出ている紳助の表情を見て、弘子ちゃんに「紳助どうも様子がおかしいぞ」と言っていた内に、突然の引退劇発生となった。
警察の対暴力団対策が熾烈を極め、企業においてもコンプライアンスの主要事項となってきた。10月1日からはそれは厳しい暴対法がひかれることとなる。吉本興業の思惑と、番組編成時期直前のタイミングを知れば、なにも突然の引退発表会見ではなく、ぎりぎりの考え抜かれたシナリオ通りであったことが見えてくる。
ところで、人の事ならこの通り見抜ける目を持ちながら。悲しいかな自分の事となるとさっぱり分からなくなる。