山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

奥津温泉ー般若寺温泉の怪

8日弘子ちゃんの胃の検査結果が11日に出るとかで、もし異常があれば当分治療に専念となるため出かけることも無くなると溜息。それじゃあどこか空いてる温泉旅館を探そうとなって辿りついたのが岡山県北・奥津温泉・河鹿園。
有名な版画家・棟方志功の収集展示で有名で、津山藩主森氏の湯治場跡でもあるところ。前に奥津には来たけれど、その時のホテルは西西と言って、かなり荒れ果てた怪しげなホテルだった。そこはその後、経営者が変わり、今はそこそこ流行っているとのことだが前のイメージが悪すぎた。この際、クラッシックな宿もいいんじゃないかとなった。
ところで奥津と言えば映画・秋津温泉で有名で、まずその撮影が行われたのが奥津渓にある般若寺温泉と聞きつけた。
まずはその話から。
やどに入る前に奥津渓を栗まで散策。なにせ先日来の大雪で、当たり一面の雪化粧。奥津系の風情より何よりも、雪景色の見とれるばかり。世俗のすべてを覆い隠し、ひと時のメルヘンを思わせる。
その道すがら、大釣温泉の手前で、簡単な車庫4台ばかりの脇に般若寺温泉の看板があった。
車を止めて恐る恐る雪で滑りそうな階段を下りてみる。行き着いた先には茅葺の恐ろしくボロッチイ民家とお寺の御堂の庫裏のような建物が有った。橋が付いていてその先に離れのような建物。これもオンボロ。
軒先近くまで行って覗いてみるに縁側には爺さんのパッチのようなのが干してある。とても温泉宿とは思えない。
前もって宿泊もできるとパンフにあって一泊22000円とか。とてもそんなもてなしが出来る風もない。ホンマかいな。料理が野趣あふれる美味とも書いてありました。
お風呂も一人1000円で入れるらしいが、こんなオンボロ宿、頼まれても入る気がしない。数々宿は見てきたが、ここに泊まる客の気がしれないナンバーワンだ。
帰って、もう一度検索調査した結果と、写してきた写真を突き合わせてみることにした。
  
  
  

検索結果。