山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

同級生の効能

これまで町場の不動産屋が身の丈以上の仲介実績を積み上げて来れたのは、ひとえに人間関係・友人のコネ、とくに神戸商大の同窓の奇縁・巡り合わせが有ったため。
一つ一つ、瓢箪から駒のような物語があって、大きな契約にこぎつけること度々。こうなれば、運も実力の内と思われる。
そんななか、齢70を数えると、ほとんどの同級生が企業を卒業。それぞれの企業での活躍・役職の程度はあるにしろ、そろそろ影響力も最後のステージに差し掛かる。
N君は商大同級生の中でも、同じ栗田ゼミナールで肩を並べ、バトミントン部のキャップテン。わりと気が合う中だった。
N君は当時としては珍しい食品スーパー・フタギに就職し、加古川・別府店の店長の頃はお店まで尋ねるお付き合いだった。
そんな彼が、金沢に転勤になったと、我が店に立ち寄ってくれたのはもう30余年も前のこと。
その後の消息を知らぬ間に10年前に聴いた話が「N君はイオンの取締役になっている。」なんと出世したもんだと驚いた。
ところが、その直後N君がマックスバリュー西日本の専務で姫路に帰って来た。もちろん電話を入れてご無沙汰を交わしたのは勿論。
残念なことに、N君現役専務の時代には、不動産のことでの接触はあえてしなかった。まだまだ未熟の身の上から迷惑を掛けたくなかったからだ。
そしてほん最近になって、N君が退社し、白山市で悠々自適との知らせを神戸・淡水会で耳にした。
丁度親密先岡山のデベさんが倉敷・水島に三菱化学から5万坪を入手。これの客付けを依頼されて持ち込み先を考えるに、やはりイオングループしかないと考え、その窓口紹介をN君に頼めないかと考えた。
とりあえずは、N君の意向を聴くためTELを入れると、そんなことはお安い御用だ、もっと前から来てればよかったのにとの返事だ。
聴けば、イオン岡田社長直属で全国でマックスバリュー30店展開まで事業本部長で活躍していた。今は本社が広島に移ったマックスバリュー西日本に多大な影響力を保持。
かくして白山市を訪れ、その場からかっての部下の担当部長に紹介を頂き、アポイントまで確定してくれる素早さ。
もちろん広島を訪れ、イオン・マックスバリュー全体に案件持ち込みが可能となった。一大ビジネスチャンスが広がった。
一昨日も阪神担当として姫路・北条に駐在の部長から、明石駅前に出店したいが何とかならないかとの相談を受けるまでにお付き合いが深まった。
いや、持つべきはオコネもち。同級生の七光り有り難し。
N君と40年ぶりかな。

隣席のお姉ちゃんが眩しくて。