山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

為政者の覚悟が見えない

 鳩山首相の今なお普天間基地問題5月末決着発言。小沢幹事長の再事情聴取、それも任意。
その事を質問する女性記者のマイクを振り払う姿はどう見ても褒められた物ではありません。
一体、今我が国の為政者に何が起っているんだろう。
これ程為政者の言葉が軽かったことが有ったろうか。
客観的に見て、誰もが出来っこないことを自信たっぷり仕上げるとぬかす。
絶対権力者であるはずが秘書のしたことは知らぬ存ぜぬを通す。
一体彼等はこの国を預かっていることをどう受け止めているんだろう。
鳩山首相小沢幹事長の日ごとの顔付きを伺うが焦燥の陰も苦悩の皺も見られない。
毎夜充分な睡眠が取れている様子。多分酒も食事も旨いことだろう。
人間苦難を抱えれば美食も砂を噛むがごとしの筈が如何したことか。
其れに対して世間マスコミの突っ込みの軟弱なこと夥しい。
戦後民衆が飢えに泣いた時そこまで言っちゃあ不味いと思わせる流言が有ったことを覚えている。
曰く「朕はたっぷり食ってるぞ、汝臣民植えて死ね」。
今、日本の人民には、現政権為政者に対し、これ程痛烈な一言をかますだけのエネルギーも根性も残っていないのか。
だらしない人民に見合っただらしない為政者。要は全て我々自身の為せる業。
而して遺された道は、維新以前の現代版草莽崛起のみか。