山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

明石市役所の陰謀・明石地域振興開発

新任・泉市長は一体どちらを選択しているのか、益々解らなくなって来た。明石駅南地区再開発計画に付きパブリックコメントの大半が再開発容認にあるにも関わらず8月10日には事業中止も選択肢とする見直し宣言をしたと思ったら、今日16日の神戸新聞には市の第三セクターである明石地域振興開発(58%株式市保有)の社長・副社長に前副市長2人を充てる人事を決めたと報じられた。
この明石地域振興開発なるものが曲者で、日本の大概の市主導による再開発には、殆ど第三セクターとやらの名前で行政の利益・天下り機関として設けられている。
その最悪の例が宝塚。そして明石市もご多分に洩れず、先の東仲ノ町再開発の際設立のアスピア明石・第三セクターが、経営的にかなり苦しくなって来て、確か一部資本金を取り崩す羽目になっているとも。
そう考えれば、泉市長のこの二律背反的な発言の真意も透けて見えてくる。即ち、自身は公約どうり再開発の見直しを公言しながらも、結果この再開発は実施するが、前副市長2人には前市長時代の負の遺産とも言える明石駅前再開発推進の責任者としてケツを拭かせ、ついでにアスピア明石も巻き込んで累積赤字を消し、なお組織を広げて何とか黒字体制に持ち込もうと言う算段。
純粋に明石の玄関口を魅力あるものにしたい一心で、多大な苦難を伴う計画に賛同して来た地元市民も、一般市民も行政利害の犠牲者となる構図だ。