山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

リオ・カーニバル―サンバショー②

急遽予約したリオ名物のカーニバル―サンバショーはクリチバで観た、南米の音楽をテーマにしたのとは違って、ブラジルでの黒人の抑圧され続けた解放の歴史をストーリーとしている。リオのカーニバルと云えば派手な装束で踊りまくってばかりが注目されるが、本来は奴隷解放を勝ち取ったキリストに対する信仰の物語であることを忘れてはいけない。
用意された席は舞台向かって右の齧り付きだった。場内は観光客で満員で、それぞれお国ぶりでの観劇風景が見られた。何しろ賑やかだったのはトルコ人に一行で、踊子も顔負けのグラマーが舞台に上って腰を振り踊りまくる。舞台最後には人気者司会者が登場して、来場の國名をその国の音楽に乗せてアナウンスする。その度にグループ全員がスタンデイングで応える。なんと一番最初に坂本九ちゃんのすき焼きソング(上を向いて歩こう)がかかって、我々ともう一グループが舞台に呼びあげられた。全員で曲に合わせて踊りまくれと言うことらしい。まあ日本人の踊りなど絵にもならないが、弘子ちゃんも、もう一グループお嬢さんも度胸があるんだ、踊りまくっていた。
後で聞いた話によると、この来場者を舞台に引っ張り上げるのは毎度の事で、この10年曲も変わりなく、最初にすき焼きソングが出てくるそうな。と云う事は、毎回場内に日本人観光客が詰めかけていると言う事だ。・・・恐るべし日本人観光客。








以下長々サンバ動画です。